一度レジオネラ菌の事故を起こしてしまったら

信用回復はむずかしくなります

 

国内では主に入浴施設等を発生源としたレジオネラ菌感染事例が多数報告されており、死亡者も発生しています。

平成29年3月に発生した広島県内の日帰り入浴施設におけるレジオネラ症の集団感染事例では、入浴客の中から約58名の患者が発生し、1名が死亡するという大きな事件となりました。この事件までにも多くの感染事例が発生しており、特定の入浴施設だけの問題ではなく、全ての入浴施設 において起こり得る共通の問題であると考えられます。

特に、公衆浴場、旅館業の入浴施設や加温プール等の施設は、レジオネラ属菌が繁殖しやすい条件 を備えていることから、施設利用者のレジオネラ症発生を防止するため、レジオネラ属菌の性質を 理解したうえで、対策を実施する必要があります。

入浴施設では、充分に原湯又は循環ろ過水を供給することにより溢水させ、塩素消毒等で浴槽水を清浄に保つことが必要ですが、それだけで十分なレジオネラ症の防止対策とはなりません。

毎日、浴槽を洗浄・換水し、浴槽水を循環させない浴槽では、生物膜は形成されにくいと考えられますが、浴場の稼働と同時に循環ろ過装置を稼働している入浴施設では、たとえ、毎日完全に換水していても循環系の内壁やろ材に生物膜が形成されレジオネラ属菌を定着させる環境にあることが考えられます。

特に、循環ろ過器に微生物を繁殖させて湯水を浄化する方式(生物浄化方式)の循環式浴槽は、ろ過装置がレジオネラ属菌の供給源となるため、使用者はその危険性をよく認識しなければなりません。また、感染に対する抵抗力が高くない高齢者を対象とする施設に設置している場合には、十分な管理が必要です。

 

レジオネラ菌って?

 

 

レジオネラ菌は土壌や沼、河川など自然環境中の常在菌の1つです。
約39℃で急激に増殖し、60℃以上で徐々に死滅していきます。

レジオネラ菌の通性細菌内寄生性によって、レジオネラ菌は河川等にいるアメーバなどの他の生物の細胞内に寄生したり、藻類と共に共生したりしています。

レジオネラ菌を持ったアメーバなどが粘液状の微生物層(バイオフィルム)に付着していることが多いため、レジオネラ菌は循環式の濾過処理装置を避けて増殖することができるのです。

 

レジオネラ菌が発生しやすい場所

まずは、温泉、お風呂、プールです。人間がお風呂に入ると、汗が出ます。
汗にはアンモニア等の窒素化合物が含まれていますが、この窒素成分はレジオネラ菌のエサとなります。

この人間の垢に触れたお湯や水が使い回しされたり、貯められたりすることでもレジオネラ菌の増殖は始まります。

温泉、露天風呂などのジャグー、シャワー、打たせ湯等の循環式浴槽水もレジオネラ菌が発生しやすい場所です。

 

レジオネラ菌が及ぼす影響

レジオネラ菌が及ぼす影響で一番重要なのは、人体への影響です。
レジオネラ菌への感染は人から人へは感染しません。

プールの水、浴槽、打たせ湯などに使用されるお湯にレジオネラ菌が増殖していれば、それらが鼻や口に入り、肺に感染します。

 

レジオネラ症について

 

レジオネラ症は、レジオネラ属菌の感染によって起こる感染症で、肺炎を中心とするレジオネラ肺炎と、肺炎にならない自然治癒型のポンティアック熱の2つの病型があります。特に問題となるのが、レジオネラ肺炎(海外ではレジオネラ病)で、腎不全や多臓器不全を起こして、死亡する場合もあります。
レジオネラ肺炎は、2~10日(平均4~5日)の潜伏期を経て発病し、悪寒、高熱、全身倦怠感、頭痛、筋肉痛などが起こり、呼吸器症状として痰の少ない咳、少量の粘性痰、胸痛・呼吸困難などが現れ、症状は日を追って重くなっていきます。腹痛、水溶性下痢、意識障害、歩行障害を伴う場合もあります。
レジオネラ肺炎は、病勢の進行が早く、死亡例は発病から7日以内が多いようです。医療機関への受診が遅れ、有効な抗生剤療法が間に合わないと、致死率は60~ 70%にもなります。(間に合えばおおよそ10~20%の致死率)
レジオネラ肺炎は健常者もかかりますが、糖尿病患者、慢性呼吸器疾患者、免疫不全者、高齢者、幼弱者、大酒家や多量喫煙者は罹りやすい傾向にあります。

 

入浴施設でレジオネラ属菌が繁殖しやすい理由

 

ろ過器等を設けて浴槽水や温水を循環させている施設では、消毒や清掃が不十分な場合、生物膜がろ過器や配管等に形成し、レジオネラ属菌が寄生するアメーバなどの 原生動物が繁殖します。

浴場やプールでは、ろ過器や配管等にレジオネラ属菌の温床となる生物膜をつくらせない管理が必要です。

塩素系薬剤が最も一般的な除菌方法ですが、配管の継ぎ目などに残ってしまう可能性があったり、設備の劣化を加速することも懸念しなくてはいけません。

 

レジオネラ菌危険箇所と対処法

 

危険箇所対処方法
1.水位系(レベル管)の停滞水および付着堆積物定期的な薬品洗浄と水抜き
2.排水、エアーバブル近辺の配管内停滞水毎日の水抜き
3.濾過装置内の濾材の付着物 濾材の洗浄、交換
4.ヘアーキャッチャー排水バルブ付近毎日の水抜き、内面の洗浄消毒
5.オーバーフロー管、タンク内部定期的な薬品洗浄
6.オーバーフロータンク排水バルブ付近 毎日の水抜き
7.源泉タンク内部定期的な薬品洗浄
8.露天風呂、打たせ湯の停滞水 毎日の清掃、定期的消毒
9.濾過装置、熱交換器等のバイパス管 毎日の通水

 

こんなお風呂は危険!

 

 「新湯」を節約し「湯口」からも循環水を流している。

 入浴客が「新湯」と誤解し飲んでしまう可能性がある。

 「オーバーフロー回収槽」にアメーバーや一般細菌が発生しやすくなる環境がある。

 「打たせ湯」や「ジャクジー」にも循環水を使っている。

 循環水のエアロゾルが多量に発生し、利用客が吸い込む可能性が大きい。

 「新湯」をあまり補充せず、「換水」もこまめにしていない(一週間以上)

「オーバーフロー」は湯量が豊富に見えるので人気があり、清潔そうに見えている。

「換水」と「換水」の間が長くなり、掃除の回数も減り、衛生管理が行き届いていない。

「除菌」が機械装置に任せきりとなり、検査も長期間していない

 

塩素系消毒剤の弱点

 

レジオネラ菌対策のために塩素系消毒剤には様々な問題点が存在しています。

●管理が大変。

●塩素濃度を維持する必要がある。

●塩素臭が発生してしまう。

●人体への影響も大きく、咳やめまい、頭痛などの症状が出る場合がある。

●水質によっては塩素の除菌効果が低下する。

レジオネラ菌は塩素の抵抗性が強いため、高濃度での塩素消毒になってしまうケースが多いのですが、塩素は元々揮発性が高く高濃度になってきます。
また、高濃度の塩素消毒を行なうことで塩素臭という問題点も発生してしまいます。

レジオネラ菌対策の塩素系消毒剤でよく用いられる「次亜塩素酸ナトリウム」ですが、温泉水などに使用すると除菌効果が大きく低下してしまう恐れがあります。

そのため、高濃度の塩素系消毒剤を温泉水で使用したとしても、レジオネラ菌の消毒がきちんと出来ず、さらに塩素臭などが発生してしまうというケースになってしまう可能性があります。

 

温泉の現状と問題点

 

多くの温泉において、湯量や温度が十分でなく、大事に再利用するためにろ過装置の設置を行っています。

このろ過装置のおかげで、見た目にはきれいなお湯を数日間、捨てることなく再利用することが出来ます。

しかし細菌やバクテリアなどはろ過装置ではろ過することが難しいために、厚生労働省が薬品(次亜塩素)による除菌を指導しています。

多くの施設では大事を取るために高濃度の塩素除菌を行っているのが現状です。

しかし、過剰な塩素系薬剤を注入すると、浴槽水中の塩素濃度が高くなり、トリハロメタンや塩素臭が発生しやすくなったり、資機材が腐食する可能性があります。

さらに肌のカサツキ等のトラブルや温泉の場合には温泉そのものの泉質を変化させてしまうため、温泉地では塩素除菌を嫌う施設が多いのも問題点です。

厚生労働省の塩素濃度指導値0.2〜0.4mg/Lにしているにもかかわらず、レジオネラ菌感染症による死亡事件が発生しています。
理由としてはろ過装置の洗浄が行き届いていないと、ろ過装置内部がMRSA、大腸菌、レジオネラ菌の繁殖源となってしまうからです。そのため塩素を投入しても除菌しきれないケースが増えています。

 

塩素ゼロのレジオネラ除菌・予防対策

 

レジオゼロは、温泉施設でのレジオネラ菌対策や、家庭用浴槽・冷却塔、プール用除菌対策は非塩素系で体にやさしく毎日の日常管理や、大掃除や除菌の為の配管洗浄に使用されています。塩素で浄化槽などの機械の寿命を短くしていませんか?
レジオゼロの使用で超寿命、機械等の長期交換不要が可能になります。
弊社のアドバイスに沿った方法で安全で低コスト配管洗浄が出来るのが特徴です。

レジオネラ菌など様々な検査にもクリアしており、特に循環機内など見えない部分の除菌にも有効であることや、塩素系でないので機器を傷めないという点からも好評を頂いております。

 

安全性の証明

 

 

塩素剤ではなく、「第4級塩」と『2-フェノキシエタノール』で作った非塩素系の特許製品だから安全です。

第4級塩
細菌類に対して強い殺菌力を有し、消毒剤や環境殺菌・消臭剤として、古くから、病院で手洗い用など広く便用されています。

フェノキシエタノール
防腐・殺菌剤として品質の劣化を防ぐために化粧品に便用される成分で、緑茶など自然界に天然物として存在するものです。

 

レジオゼロの優れた特性

 

 残留性が高く、温度や紫外線による劣化がありません。

 一度に多数の人がお湯の中に入っても塩素剤の様な劣化が生じません。

 塩素臭はしません。

 塩素剤では出来ないバイオフイルム内部への浸透、剥離効果があります。

 PH値に左右されません。PHは中性です。アルカリ性の温泉に殺菌効果あります。

 金属腐食性がありません。

 次亜塩素酸ナトリュウムに比べ、安全性が格段に高い。

 ヒノキ風呂などに適しています。木材を傷めません。

 塩素剤との併用も支障はありません。

 藻(藻類)の発生を抑えます。

 

塩素剤代わりに、毎日のお手入れに

 

もっとも適したタイプの除菌剤を環境に合わせて使って頂けます。お手入れ方法に関しては、弊社で責任を持ってアドバイスさせて頂きます。

主成分は、アルキル・ジメチル・ベンジルアンモニウムクロライド(第4級塩)と2-フェノキシエタノールの混合物で、防藻効果やバイオフィルムの付着を防止する効果があり、人体に無害です。

塩素剤では殺菌効果が低いアルカリ泉、硫黄泉、有機物の多い温泉等にも有効です。

 

 

掛け流し温泉のレジオネラ菌対策

 

レジオネラ属菌の検出状況は、循環式浴槽だけでなく掛け流し浴槽からも27%検出されています。

掛け流し浴槽とは常時満水状態に保ち、新鮮な湯を供給して汚れを排出する浴槽ですが、沸かし湯を補給して汚れを薄めている場合など、安全性は保障できない状況です。

掛け流しという言葉に安全な印象を持ち、つい清掃などがおろそかになる恐れがあります。定期的なレジオネラ菌対策として配管洗浄と清掃は必須です。

レジオネラ属菌は土壌菌なので、貯湯槽、配管設備などに藻類が付着し雨水が流れ込む等の流入原因が存在します。

●塩素のような不快感が無く紫外線、温度による劣化がない。

●温泉水の色、匂いの変化がない。

●PH値に左右されない。

といった除菌剤が求められます。

レジオゼロは、高い安全性を持ち、設備配管等に対する腐食性もなく、バイオフィルムの付着も防止します。
さらに、設備費が不要で、高価な設備投資によるリスクはありません。

 

レジオネラ対策商品のご案内

 

施設プ-ル、温泉液用
 用途  温泉、銭湯、施設プ-ル施設用
 対応  レジオルラ菌、除菌ウイルス
 容量  (5000 ml)
 

※ただいま品薄のためネット販売休止中です。直接お電話でお問い合わせください。
  
施設専用液にてレジオネラ菌対策、抗菌剤として利用。
浄化槽が塩素で機械の寿命を短くしていませんか?レジオゼロは超寿命にて長期の交換不要!
浴室の天井の黒カビ、除菌対策にも軽減いたします。
非塩素系で体に優しい、環境に優しい、安心してご利用頂けます。

購入ご希望の皆様へ

施設専レジオネラ菌対策液「レジオゼロ」の販売は、すでに弊社の配管施設洗浄工事を行っていただいた方に限らせていただいております。

洗浄工事後に行うレジオゼロによる管理指導を行ったのちにご利用頂く形になります。

直接お電話にてご相談ください。

 

 

除菌・除カビ対策専門の当社にお任せください

 

ぜひ弊社までお気軽にご相談ください。お見積りやご相談などはすべて無料で対応いたしております。

電話にて受け付けしておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

当社スタッフによるデモンストレーションや導入後の指導も行っております。

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